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【その股関節の痛み、我慢しないで!】今日からできるセルフケアと改善のヒント

2025.04.14 | Category: ツボ,姿勢

 

こんなことありませんか?


「歩き始めにズキッ」「あぐらがツラい」「階段の昇り降りで痛む」
…それ、股関節由来の痛みかもしれません。

股関節は“体の要”。
ここが不調だと、腰痛・ひざ痛にもつながります。

今回は整骨院としての視点を交えながら、
股関節の痛みを「根本からケア」するヒントをお伝えします。

 


■ 股関節の構造と役割を簡単におさらい


股関節は、

「骨盤のくぼみ(寛骨臼)」と「太ももの骨の丸い部分(大腿骨頭)」が

しっかりはまり込む“球関節”というタイプ。可動域が広く、安定性も必要とされる複雑な構造です。

股関節の動きに関わる主な筋肉は:

  • 大臀筋(お尻の筋肉)…歩行や立ち上がり動作に重要

  • 腸腰筋(腸骨筋+大腰筋)…脚を前に振り上げる筋肉。弱ると姿勢が崩れる

  • 中臀筋…骨盤の左右バランスを保つ。立位で安定感を保つ要

  • 内転筋群…脚を内側に閉じる働き。硬くなると動作が制限される

これらの筋肉がうまく連動しないと、股関節に負担が集中し、痛みの原因になります。


■ 痛みの種類で違う?見極めポイント


症状の特徴 考えられる原因
歩き始めや立ち上がりでズキッ 腸腰筋や大臀筋の機能低下、関節の滑り不良
あぐらができない/股関節が硬い 関節包・内転筋群の硬さ
股関節の前側がつっぱる 腸腰筋の短縮、関節の前方滑り
足を広げると痛い 関節唇の損傷、変形性股関節症の初期症状も

※自己判断は禁物。強い痛みや継続する不調は、整形外科や理学療法士に相談を!


■ セルフケア&エクササイズ(専門家も推奨)


◎ 股関節まわりをゆるめるストレッチ(毎日OK)

「寝たまま内転筋ストレッチ」

  1. 仰向けに寝て、両ひざを立てる

  2. 足の裏を合わせて、ひざを外にパカッと倒す

  3. 股関節が伸びる感覚で30秒キープ(呼吸を止めない)

👉 内転筋が緩むことで、骨盤の動きもスムーズに!


◎ 中臀筋を鍛える!「貝殻エクササイズ」

  1. 横向きに寝て、ひざを軽く曲げる

  2. かかとはつけたまま、上のひざをゆっくり開く(貝のように)

  3. 股関節の外側に刺激を感じたらOK(10回×2セット)

👉 歩行時の安定性UP、骨盤の傾きを整える筋肉にアプローチ!


◎ 腸腰筋の活性化「足上げキープ」

  1. 仰向けで寝て、片脚を伸ばす

  2. 反対の脚をゆっくり持ち上げ、15cmキープ×10秒

  3. ゆっくり下ろす(左右交互に5回ずつ)

👉 腰が反らないように注意しながら行うと◎


■ 最後に:股関節は“鍛えて守る”関節


股関節の不調は、ただの筋肉痛や疲労だけじゃないことも。
でも、筋肉と姿勢を正しく整えることで、改善できるケースが多いのです。

大事なのは:

  • “痛くない範囲”で動かす習慣

  • 硬くなった筋肉はストレッチ、弱った筋肉はエクササイズ

  • 自分の体を「よく観察」すること

将来も歩ける体を守るために、今日からケアを始めてみましょう!!